2012年10月14日日曜日

育児から学ぶ人材育成とは

私には、現在、もうすぐ2才4ヵ月になる息子がいます。「イヤイヤ期」「魔の2才児」という言葉がありますが、まさに息子がこの状態です。「おむつ変えない」、「服着ない」、「お風呂に入らない」、「保育園行かない」など、すべてに対して「イヤ」という状態です。「イヤイヤ期」の子供に対して親として、どのように接すれば良いのでしょうか?

昨日は妻が仕事で、私が子守をする日だったので、一緒にスイミングスクールに行きました。クラスが終わり、シャワーを浴びて着替えて帰ろうとしました。すると、いつものイヤイヤがはじまり、「おむつはかない」、「服着ない」と言って、ロッカーの中に入ったり、駆け回ったりして遊びはじめてしまいました。私は、「やめなさい!」、「おむつをはいて!」、「服を着て!」と何度も繰り返し伝えました。しかし、言うことを聞きません。「ママが家で待っているよ」、「帰ってごはんを食べよう」と誘ってみましたが、ダメです。しまいには、「言うことを聞かないと、プールにもう来ないよ」と脅してみたり、「パパはもう先に帰るよ。」と帰る振りをしましたが、まったく効果はありません。30分ぐらいこのやり取りが続きました。まったく言うことを聞かないので、最終手段として、嫌がって泣き叫んでいましたが、無理やりおむつとズボンをはかせました。しかし、またすべて脱いでしまい、床に寝そべって泣いていました。最終的には、1時間ぐらい疲れて途方に暮れていたところ、ようやく「自分で着る」と言って服を着て、帰ることができました。子守は本気でしたくないと思いました。

帰って妻に今日の出来事の話をしました。すると、妻は子供が「イヤ」と言っている時に、意識していることを教えてくれました。自分にとって、とても参考になったのでご紹介します。

◆理由を伝える
してもらいたいことを伝えるだけではなく、理由を伝えることが大事とのことです。私は理由を伝えず、してもらいたいことしか伝えていなかったことに気付きました。理由を伝えることで、なぜしなくてはいけないかを、子供でも理解できるので、妻はしっかり伝えるようにしているとのこと。それにより、してもらいやすくなるとのこと。例えば、服を着ない場合は、「服を着なさい」だけでなく、「風邪を引いちゃうから服を着ようね」と伝える。おもちゃを投げている場合、「おもちゃを投げない」だけではなく、「壊れてしまうと遊べなくなっちゃうから、おもちゃを投げないでね。」と伝えるようにしているとのこと。

◆分かりやすく具体的に伝える
子供が理解できるような言葉で分かりやすく具体的に伝える。例えば、食事中に椅子に立って食べている場合、「やめなさい!」、「何やってるの!」と言うのではなく、「椅子から落ちて怪我をするといけないので、ちゃんと座ろうね。」と具体的に伝えることを意識しているとのことです。

◆命令するのではなく、気持ちを伝える
「~しなさい」と命令するのではなく、「~してもらえるとうれしいな」、「~しないと悲しいな」と伝えることで、気持ちを理解してもらえるので、自ら行動をしようと思いやすくなるとのことです。確かに、妻が怒っている時は、「ごめんね」と言ったり、妻が落ち込んでいる時は「ママ大丈夫?」など、最近は人の気持ちも分かるようになってきているので、気持ちを伝えることが効果的かもしれないと思いました。

◆子供と真剣に向き合う
妻は、子供に伝えたい時は、子供と同じ高さの目線で、両手を握って伝えています。子供と向き合い、真剣に伝えることが大切とのことです。自分を振り返ると、真剣に子供と向き合って伝えていなかったと反省しました。言うべきことを言っていただけで、子供に伝えていませんでした。この姿勢では子供にも伝わらないと思います。私は、子供に伝える時は、この「真剣に向き合う」姿勢が一番大事だと思いました。

以上は、当たり前のことかもしれませんが、つい子供を目の前にして感情的になってしまうと、忘れがちになってしまうことだと思います。これからは、以上のことを意識して子供と接していこうと思いました。すぐには話しを聞いてくれないかもしれませんが、根気良く接していくことが大事だと思いました。

ぜひ、先輩方で、イヤイヤ期の子供に対しての接し方に関して、効果的なことがあれば、教えていただけると嬉しいです。

また、今回は子供に対しての接し方について書いてきましたが、以上のことは、仕事で部下やメンバーに対して育成をする時でも同じように重要なことだと思いました。仕事でも、育成で一番重要なことは、「相手と真剣に向き合う」ことではないでしょうか。なぜなら、部下やメンバーは、上司が真剣に自分と向き合ってくれることで嬉しく感じ、期待に応えたいと自ら主体的に行動すると思います。それによって、成長につながると思います。

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